六道から「解脱」へのトランスワープ

人間道(現世)からでも地獄道でも、そこからワープ(おさらば)したら、その他の五道のどこかに生まれ変わって、そこでもまたひたすら生活しなければならない。そんな人生を無限に送りたいと思う流浪好きのSM人間がいても否定はしないが、私は目まぐるしいのよりは「永遠の安寧」を得たい。そのためにはどうすればよいか?
教えによると、仏教が理解できるのは「人間道」に居る時だけだって。その他の道(界)では必死に何かやっていて(例えば地獄道では、煮たり焼いたりミンチにされたりして、常に痛がって苦しむ)、考えることすらできない。誰かが何かを教えてくれることもない。
「人間道」で「仏の教え」を学び実践して、さて「解脱」となるには、どういうことが起きるんだろう?
まず、その人が「解脱した!」と、誰が判断するのだろうか?「天網恢恢疎にして漏らさず(てんもうかいかいそにしてもらさず)」の仏さんかな、やっぱり?
それでまた、「解脱の世界」へワープする方法は、通常のワープ航法と違わなきゃ、「解脱」も「第七道」になってしまうので、もっとすごいワープ技術が使われているに違いない。
西暦24世紀の「スタートレック」が活躍する時空では、通常のワープを遥かに凌駕する「トランスワープドライブ」という新技術をいまだに開発中と聞くけど、仏さんの世界では既に開発済み・実用使用中なんだな、これは。「解脱」したら、結局「人間道」から「トランスワープ」(形態は「おさらば」)しなければならないんだね、やっぱり。
で、「永遠の安寧」状態になるって、こう言う寸法なんだな。

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