Arduinoでローストビーフを作る(5)

ヒーターをつなぐ(その2)
通電モニタのLEDを取り付けてArduinoを動かしてみます。
最後に写真を添付しています。

【材料】
・LED1個
・抵抗(330Ω)1個
・ブレッドボードとブレッドボード用ジャンパ線(オス・オス)数本(前回既出)

【つなぎ方】
・(その1)でSSRモジュールの3連青からArduinoへの接続を「黒線で『GND』、赤線で『5V』へ」と書きましたが、LEDにも5Vを供給するため、ブレッドボードを利用します。
・ブレッドボードを横長に置いた時、上端と下端に横に赤線と青線が引いてあります。上端の青線端子列は全てつながっています。上端の赤線端子列も全てつながっています。同様に下端の赤線端子列・青線端子列も同じ構造です。ただし、上端の赤線列と下端の赤線列はつながっていません。青線列も同様です。それらより内側の端子は、縦にAからEまで、及びFからJまでつながっています。これらの構造を利用して数少ないArduinoの端子接続を増やすことができます。
・ArduinoのGND端子と、ブレッドボードの任意の青線端子をつなぎます。
・同様にArduinoの5V端子と、ブレッドボードの任意の赤線端子をつなぎます。
・LEDの+極(脚の長い方)は、ブレッドボードを利用してArduinoの「−3」とつなぎ、―(マイナス)極(脚の短い方)は、330Ωの抵抗を介してブレッドボードの任意の青色端子(=ArduinoのGND)につなぎます。

【スケッチ】
Arduino IDEのスケッチ画面に以下のスケッチを書きます。

// 最初の宣言です
int LED = 3; // Arduinoの端子「3」へLED(の+側)をつないでいます
int SSR = 6; // 同じく端子「6」へSSRの白線をつないでいます
int Value = 1; // 値を1とします(必ず255以下の整数にしてください)

void setup(void) {
pinMode(LED,OUTPUT); // LEDをつないだ端子のモードは「出力」です
pinMode(SSR,OUTPUT); // SSRをつないだ端子のモードは「出力」です
}

void loop(){
analogWrite(LED, Value); // LEDへValue値をアナログ出力しなさい
analogWrite(SSR,Value); // SSRへValue値をアナログ出力しなさい
}

【実行】
・スケッチ画面の上段にある「→」アイコンをクリックすると、スケッチのコンパイル(機械語翻訳)が行われ、Arduinoにダウンロードされます。Arduinoは直ちにそれを実行します。
・LEDがほのかに灯り、ヒーターがだんだん熱くなってきて、約60℃に達します。
・実行を止めるには、PCからのUSBを引っこ抜きます。
・次に、スケッチの「int Value = 1」を「int Value = 10」に書き改めて、USBを再び差して、「→」をクリックしてみてください。LEDの灯火がやや大きくなります。
・でも、ヒーターの温まり方が10倍になったかどうか良く分かりません。水を沸かそうとしても水の温度は約60℃止まりです。
・どうなっているのか?どうしたら良いか?考えます。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です