大抵の人は、死んだら地獄に堕ちる。
じゃあなくて、まず、八百里(3200km;日本列島全長程度)もある「死の山」を、獄卒(地獄のチンピラ役人)に追い立てられながら越えなくてはならない。
山は単鋒か連山か知らないけど、急峻で息も絶え絶え、岩角で裸足は痛いし、山風がビュービュー吹き下ろして凍えるように寒いらしい。
急かす獄卒に鉄棒で殴り殺されても(?)、また生き返って(?)つらい目に遭いながら歩き続けなければならない。
歩くスピードを八里(32km)/日とすると、約100日かかる。
死の山を越すと、「三途の川」のほとりにたどり着く。